夢売り人の箱

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文章を上手く書けると収入になる No.6

■基本ルールその6

●情報伝達では「5W2H」を意識する

・読み手が必要とする情報を過不足なく盛り込める

 

 おもに情報を伝える文章では、「5W2H」の意識が欠かせません。

「5W2H」は、知っている人も多いでしょう。

・Who         誰が
・What   何が/何を
・When   いつ
・Where   どこで 
・Why    どうして/なぜ
・How    どのように 
・How much いくら

大事なのは、相手が必要とする情報を過不足なく
盛り込むことです。

 情報の正確さが求められる新聞記事などでは、「5W2H」の情報
が重要な役割を果たします。

【A】の【ダメ文】は、田中という部下が、上司の机に置いたメモです。
席に戻ってきた上司が「このメモは、いったい何のことだ?」
と首をひねったとしたら、田中さんが書いたメモは、相手に伝わら
ないダメ文です。伝わらない原因はおそらく、
「5W2H」の抜け落ちでしょう。

この「5W2H」から必要な情報を厳選して、メモに記すと
【修正文】のようになります。

 大事なのは、相手が必要とする情報を過不足なく盛り込むことです。
【修正文】でも「前川課長」「今日の11時」「六本木にあるX社の本社」
「100%が無理なら」などの情報は不要と判断し、あえて
盛り込みませんでした。

情報が不足した文章は、読み手に負担をかけるだけではなく、
書き手の信用も落としかねません。 十分に注意しましょう。

※ 「5W2H」で正確な情報を伝える

【A】

【ダメ文】

田中です。
残念ながら、先方の了承を得られませんでした。

                      ↓ ※「5W2H」の必要な情報を盛り込む

                             Who(誰が了承しなかったの?): X社の前川課長
                             What (何を了承しなかったの?): 製品Yの値上げ
                             When(いつ?):今日の11時
                             Where (どこで?): 六本木にあるX社の本社
                             Why(理由は?):クライアントの反発が心配
                             How (どのように対応する?): 値上げ幅を再検討
                             How much(いくら): 100%が無理なら60%(6000円) の線で


【修正文】

田中です。 製品Yの値上げの件。X社の了承を得られませんでした。
値上げによるクライアントの反発が心配とのこと。
60%(6000円)の線でいけないか再検討してみます。

【B】

【ダメ文】

こんど駅前で募金活動をします。
会員の皆さま、よろしくお願いいたします。

               ↓ ※ 「5W2H」から必要な情報をプラスします

【修正文】

6月12日(水)に、ふじみ野駅前で募金活動をします。募金活動は
会員全員で手分けして行います。 当日は、正午に駅前(西ロ) に
集合してください。

★POINT

情報不足は読み手の負担になり信用を落とす恐れもあります。