夢売り人の箱

スモールビジネスの応援ブログ

文章を上手く書けると収入になる No.19

■基本ルールその19

●「提案型」で文章を書く

・読む人に賛同してもらえる

 

 提案書や企画書を書くのが苦手な方に、
とくにおすすめの「提案型」を紹介します。

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① 読書する習慣のない社員が多くいます。 <現状>

② そこで、書籍代の補助を提案します。 <提案>

③ 毎月の給料とは別に、特別手当として3000円の書籍代を支
   給します。 <具体案>

④ 会社が費用を負担することによって、積極的に本を読もう
   とする人が増えていきます。 <効果>

⑤ 書籍以外の購入にあてないよう、現金ではなく図書カード
   を配布します。 <方法>
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 ①の現状では、提案の根拠を盛り込む必要があります。
【A】では提案の根拠として、「ファミリーで利用するお客様が多い」
という点を盛り込みました。この根拠が弱いと、読む人の賛同が得
られにくくなります。

 また、提案だけでなく、具体案 (③) 効果 (④) 方法 (⑤)を
盛り込むことで、読む人が抱くかもしれない疑問や懸念を(先回り
して) つぶしていきます。【B】も同様に構成しました。

 提案型の文章の目的は、読む人に賛同してもらうことです。 提案
に賛同してもらうために何が必要かを考えて、文章を紡いでいきま
しょう。


※ 提案は現状の説明から書く


     現状
      ↓
     提案
      ↓
     具体案
      ↓
     効果
      ↓
     方法

●現状は大変だな ●提案に納得できる!


【A】

ここ数カ月、ファミリーでご利用されるお客様が増えています。<現状>

そこで、当レストランにおけるキッズスペースの設置を提案します。<提案>

具体的には、現在空き部屋になっている休憩室の一部をキッズルームに
改装します。 <具体案>


キッズスペース設置によって、子連れで来店しやすくなり、母親同士の
ランチ会などにも利用される可能性が高まります。<効果>
改装工事は、来客数が落ち込む2月上旬に行うのが妥当かと考えます。
<方法>


【B】

新たに導入した経費精算システムの操作に不慣れな社員が多く、 一部の
部署で経費処理の停滞が見られます。 <現状>

そこで、システム操作の勉強会を提案いたします。<提案>

システム開発者と総務部が連携し、勉強会用の操作マニュアルを開発し
ます。<具体案>


勉強会では、 実際にPC画面を共有しながらアドバイスしていくので、
短時間でシステムの操作を習得していただくことができます。 <効果>

講師は総務部の山中が務めます。第1回は11月15日 (金) の正午より
講堂で行います。 <方法>