■早く短く書く Chapter2 その25
● 50%の完成度で書き上げる
・完璧を目指すとムダに時間が過ぎていく
文章を書くのが遅い方に限って、 最初からきちんと
書こうとしすぎる傾向があります。
速く書くためのポイントは、ひとまず一気に全文を書き上げて
しまうことです。
文章の完成度は50%程度で構いません。
プロの絵描きで、キャンバスの端から少しずつ完璧に絵を描いて
いく人がいるでしょうか? おそらく、ほとんどいないでしょう。
キャンバス全体に一度ざっと絵を描き、そのあとで細部を仕上げて
いくはずです。
文章にも同じことがいえます。 1行目から完璧な文章を書こうと
すると、一向に筆が進みません。「少し書いては消す」のくり返し
となり、ムダに時間が過ぎていきます。そもそも全貌が見えない状
態で、ディテールを仕上げることにムリがあります。
文章で大切なのは、絵と同じく「一度ざっと書く」ことなのです。
一気に書き上げたあとは、推敲 (練り直し)と校正 (直し)をし
て、文章の精度を上げていきます 。
プロの作家やライターの原稿は、いつでも「赤ペン」のインクで
染まっています (赤ペンで修正点を書き込むため)。
プロには「文章は磨き上げるもの」という意識があるのです。
「一気にざっと文章を書き上げる」 → 「磨き上げる」という
プロセスが身につくと、書くスピードが速くなるだけではなく、
結果的に、より伝わりやすい文章になります。
※ 一気に全文を書いてしまう
●絵画と文章は同じ
・○ まず全体をざっと描く
・× 少しずつ完璧に描く
●速く書くためのポイント
・ポイント【1】
文字数を気にせずに書く
たとえ文字数が決められていたとしても、
文字数を気にせずに書きましょう。
「直す」や「削る」も「書く」の一部です。
オーバーしたら最後に削ればいいのです。
いい文章を書くためにには「情熱で書いて、冷静で直す」
の意識が大切です。
・ポイント【2】
書く時間を決める
作業効率を上げる最強の方法は、時間を決めることです。
人には怠け癖があります。
本来15分で書ける文章でも、もち時間が30分あると、
結局30分かけてしまうものなのです。
10分で書こうと思えば、その時間に間に合わせようと
脳がフル回転します。