■早く短く書く Chapter2 その27
● 文章の3割を捨てる
・スリムで読みやすい文章になる
簡潔な文章を書きたい方には、文章全体から3割程度を
削る「文章ダイエット」がおすすめです。
1000文字書いたら300文字程度、200文字書いたら60文字程度を削る、
といった具合です。
【A】を見てください。【原文】を削る際に、まさか「昨日、都内の
量販店で買いました」 とする人はいないでしょう。
【原文】の中では、明らかに「どこで(=都内の量販店で)」よりも、
「何を (最新のたこ焼き機を)」という情報のほうが重要だからです。
文章を削る作業は、「文中に盛り込まれている情報を見比べて、
重要性の高いものから順に残していく作業」と言い換えることも
できます。
【A】
【原文】
昨日、都内の量販店で
最新のたこ焼き機を買いました。
↓ ※ 重要なものだけn残しました
【修正文】
昨日、最新のたこ焼き機を買いました。
※重要なものだけ残す
【B】の文章を削る際のプロセスを見ていきましょう。
まずは、書き手が大切にしている重要な情報だけを抽出します。
その結果が 「私は、先週の土曜日、トートバッグをもち、
雑貨店に出かけた」という“大黒柱的な文章” です。
次に、この大黒柱に必要な (とくに伝えたい) 情報を肉づけします。
どうしても必要な情報だけを残し、それ以外の情報を削ることによって、
スリムで読みやすい文章になりました。
もっとも肉づけした③でさえ、 元の文章から、半分ほど削った計算になります。
今回は不要な修飾語を中心に削りましたが、場合によっては、
センテンス(句点「。」によって分けられた-続きの文章) ごと
削る勇気も必要です。
【B】
私は、先週の土曜日、自宅から自転車で3分の距離にある
リサイクルショップで先日衝動買いしたトートバッグをもち、
通勤途中によく立ち寄る本屋の隣にオープンしたばかりの
雑貨店に出かけた。
↓ ※重要な情報を抽出
文章の大黒柱はこの3つ
・私は、先週の土曜日
・トートバッグを持ち
・雑貨店に出かけた
↓ ※「大黒柱」に必要な情報を肉づけ
【肉付け例】
① 私は、先週の土曜日、先日衝動買いしたトートバッグ
をもち、雑貨店に出かけた。
② 私は、先週の土曜日、トートバッグをもち、
オープンしたばかりの雑貨店に出かけた。
③ 私は、先週の土曜日、先日衝動買いしたトートバッグ
をもち、オープンしたばかりの雑貨店に出かけた。
※ 不要と判断した情報はセンテンスごと削る勇気も必要です