■正しく書く Chapter3 その42
● 主語と述語を正しく対応させる
・言葉の関係性がはっきりして分かりやすくなる
主語と述語を正しく対応させる-文章を書くうえでの鉄則です。
主語と述語が正しく対応していない文章は、「伝わらない文章」
の典型です。読者の理解度が著しく下がる恐れがあります。
【A】の【ダメ文】は、「○○○小学校は」という主語に、「評価し
ている」という述語を組み合わせるのは不自然です。通常、 学校の
評価は他者がするものだからです。 もし主語を「○○○小学校は」
にするなら、【修正文】 ① のように直す必要があるでしょう。 「主
語 (○○○小学校は)」と「述語 (有名だ)」 が正しく対応した文章
であれば、まったく問題はありません。
一方で、もし述語の「評価している」を残すなら、おそらく、
対応する主語は 「筆者(私)」でしょう。 したがって、【修正文】②の
ような文章にするのが適切です。「私は」という主語を加えて、
述語 (評価している)と正しく対応させました。
なお、主語と述語の距離は、できる限り近づけます。いつまでも
述語が登場しないと、言葉の関係性がはっきりせず、「読みにくい
文章」「分かりにくい文章」と思われてしまいます。
【B】の【ダメ文】の主語は「医療業界は」で 述語は「成果を上
げている」です。しかし、途中に挟んだ「医療DXの~進んだこと
により」が長すぎるために、内容の理解に時間がかかります。読む
人に「いったいどういう意味なの?」と頭を使わせてはいけません。
【修正文】では、「医療業界は」と「成果を上げている」を近づけ
たことで【ダメ文】より分かりやすい文章になりました。
※ 主語と述語の関係を明確にする
【A】 ●「評価する」のは誰?
【ダメ文】 ↓
○○○小学校は、学業はもちろん、人間育成に熱心な学校と
しても、その校風を評価している。
↓ ※ 主語と述語を対応させます
【修正文】
① 述語を調整
○○○小学校は、学業はもちろん、人間育成に熱心な学校と
しても有名だ。
↑
●理解がスムーズに
② 主語を調整
○○○小学校は、学業はもちろん、人間育成に熱心な学校と
しても有名だ。私は、その校風を評価している。
↑
文章が分かりやすい
【B】 ●何の話か分かりにくい
【ダメ文】 ↓
医療業界は、医療DXの導入医院数が10年間で爆発的に増え、
業務の効率化や自動化が進んだことにより、ここ数年、
業務改革の面で大きな成果を上げている。
↓※ 主語と述語を近づけます
【修正文】
ここ数年、医療業界は、業務改革の面で大きな成果を上げている。
医療DXの導入医院数が10年間で爆発的に増え、
業務の効率化や自動化が進んだからだ。
↑
●意味がスッと入ってくる