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文章を上手く書けると収入になる No.49

■正しく書く  Chapter3 その49

● つい使いがちな二重表現に注意する

・「間違っている」 と思われるリスクを避けられる

「頭痛が痛い」「日本に来日する」など、気をつけなければいけない
二重表現 (同じ意味の語を重ねて使う言い方)を紹介しましょう。
二重表現は、慣れで使ってしまうケースがほとんどです。したがって、
使いがちなものを知っておくことが大切です。

【A】が使いがちな二重表現です。
「知らないうちに使っていた」という言葉が、いくつかあったので
はないでしょうか。一方【B】のように、二重表現の中でも、使われ
てもおかしくない、つまり、容認されているものもあります。

 二重表現の容認は、「話し言葉」と大きな関係があります。口に
出したときに、多くの人が違和感を感じないものは、容認へと向か
いやすくなるのです (指摘する人も少ないため)。言葉は時代とと
もに変化するので、かたくなに本来の意味にしがみつく必要はない
のかもしれません。

 上に書いた「違和感を感じない」の重複に気づかなかった方もい
たはずです。「違和感を感じない」 は、「危機感を感じない」などと
同様に、頻繁に使われている二重表現ですが、これもまた容認へと
向かいつつある言葉のひとつです (本来は「違和感がある・ない」「違
和感を覚える」「違和感を抱く」という形で使います)。
世の中には、二重表現を気にする人もいれば、気にしない人もい
ます。とはいえ、少なくとも、書き手が意識的に二重表現を避ける
ことによって、読む人に「言葉の使い方が間違っている」と思われ
るリスクは避けられます。


※ 使いがち / 容認されている二重表現を知っておく


【A】

◎ 使いがちな二重表現

●一番最初/一番最後 (「最」 は一番の意味) ●まず最初に

馬から落馬する ●尽力を尽くす ●必ずしも必要ない

●雪辱を晴らす (正: 雪辱する /雪辱を果たす)

●余分な贅肉 ●はっきり断言する ●内定が決まる

●捺印を押す ●初デビュー ●今の現状

●全く皆無 ●断トツの1位(「断トツ」は断然トップ=1位の略)

●思いがけないハプニング ●返事を返す ●挙式を挙げる

最後の切り札 ●かねてからの懸案 ●あとで後悔する

●すべて一任する (「一任」は、全部任せること)

●頭をうな垂れる(「うな (項)」とは首の後ろの部分)

●沿岸沿い ●慎重に熟慮する ●色が変色する

春一番の風 ●過半数を超える (正 過半数に達する)

●本来から/本来より ●満天の星空 (正: 満天の星)

●列強諸国(「列強」は、強い力をもつ国々という意味)

●炎天下の下 ●まだ未解決/まだ未定/まだ未完成

●製造メーカー(「メーカー」とは製造業者の意味)

※ 二重表現だと知っていても、慣れで使ってしまいがちです

【B】

◎ 容認される二重表現

●犯罪を犯す ●被害を被る(正:被害を受ける)

●歌を歌う / 踊りを踊る ●指を指す ●遺産を遺す

●選挙戦を戦う ●上を見上げる

※ 世の中に浸透し、容認されている二重表現もあります