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文章を上手く書けると収入になる No.60

■早く短く書く Chapter3 その60

● 接続助詞「が」は逆接のときだけ

・留保の「が」に読む人はじれったさを感じる

 留保の接続助詞「が」を使うと、要領を得ないあいまいな文章に
なりがちです。 留保の接続助詞「が」とは、2つの文章をつなぐだ
けの「が」のこと。それまでの内容を先送りにして、もっとも大切
な判断(結論)については「が」のあとに示す、というものです。

 留保の接続助詞「が」は、逆接の接続助詞「が」とは別ものです。
判断が先送りされるため、読む人は、まるでお預けを食らったかの
ような「じれったさ」を感じます。

【A】の文章は留保の「が」ではありません。逆接の接続助詞、つ
まり、「A but B」 という型の文章です。

【B】の【ダメ文】は「1週間前から自炊を始めたが」と読んだ時
点で、読む人は、逆接の「が」の意識から「もしかすると何か問題
でも起きたのかな?」と予測します。例えば、「1週間前から自炊
を始めたが、早くも面倒になってギブアップ寸前だ」といった具合
です。

ところが、実際には何も問題は起きていません。つまり、結
論を先送りする接続助詞「が」に翻弄されてしまったのです。
接続助詞「が」を使わずに、一文を2つに分けたのが【修正文】
の①です。②のように、文の構造自体を変えてもいいでしょう
 (この「が」は主体につく格助詞)。

 留保の接続助詞「が」が2連続で登場する【C】の【ダメ文】 は、
読み手がじれったくなる文章です。【修正文】では、思わせぶりな「が」
を排除しました。接続助詞「が」は、原則として「逆接の用途での
み使う」と覚えておきましょう。


※ 接続助詞の「が」 は、 逆接以外で使わない


【A】

ふだんは控えめだが、意見ははっきり言う。
--------------------------      ---------------------------
         A                  but                 B

●「が」を使うのは逆接の場合だけにしましょう


【B】

【ダメ文】 ●「が」に翻弄される

 1週間前から自炊を始めたが、これがなかなか楽しい。

         ↓ ※ 留保の「が」を使わずに書きましょう

【修正文】

① 1週間前から自炊を始めた。これがなかなか楽しい。

② 1週間前から始めた自炊が、なかなか楽しい。

      ●理解しやすい文になった


【C】

【ダメ文】 ●読んでいてじれったい

瞑想は集中力が高まると以前に聞いたことがありますが、
実際に瞑想をしてみましたが、仕事がはかどって驚きました。

         ↓ ※ 思わせぶりな「が」を排除する

【修正文】

瞑想は集中力が高まると以前に聞いたことがあります。
実際に瞑想をしてみたところ、仕事がはかどって驚きました。

      ●すっきりと読める