■伝わるメールを書く Chapter4 その77
● 説得は迷う相手の背中をそっと押す
・相手が自発的に「イエス」の決断を下せる
説得されるのが好きな人はあまりいません。相手にコントロール
されている気分になるからです。相手を説得したいときほど、相手
が自発的に決断するように背中を押してあげましょう。
説得の目的は相手から「イエス」をもらうことです。ところが、
【A】の【ダメ文】には、書き手都合の言葉が並んでいます。いきな
り「期日が11月28日」と圧迫感を与え、立て続けに「次期募集は
未定」と書かれると、なんだか煽り立てられている印象を受けます。
「お申し込み願います」という文面に至っては、完全に相手の気持
ちを無視しています。悪意を感じる人もいるでしょう。
【修正文】は、全編で「売り込み臭」を排除しています。中でも、「貴
社の方針や戦略もございますので無理強いはいたしません」の一文
には誠実さが感じられます。
また、申し込み期日を案内する際に、「念のため、ご連絡差し上
げた次第です」というフレーズを添えることによって、“売り込み
ではない”という姿勢を伝えています。
そのうえで、「弊社の計算によりますと~」と相手にとってのメ
リットを簡潔に伝えています。「いいサービスです」と強調するの
ではなく、さり気なく「相手にとってのメリット」を伝えることで、
相手が再検討しやすくなるのです。
結びの「ご不明点やご要望などあれば~」や、「もし必要であれ
ば~」のフレーズにも、サービス提供者としてのホスピタリティが
感じられます。
※ 相手が再検討しやすいように書く
【A】
【ダメ文】 ● 煽り立てられているような文面
先日ご案内させていただいた人材管理システムの件ですが、
今期のお申し込み期日が11月28日に迫っているため、
改めてご連絡差し上げました(次期募集は未定です)。
ご検討のうえ、お申し込み願います。
↓ ※ 「売り込み臭」を徹底的に排除します
【修正文】
先日、導入のおすすめをさせていただいた
人材管理システムの件、
貴社の方針や戦略もございますので無理強いはいたしません。
今期のお申し込み期日が11月28日に迫ってきたため、
念のため、ご連絡差し上げた次第です。
弊社の計算によりますと、 システムを導入いただいた場合、
月に30万~40万円のコストダウンが見込めます。
また、導入後は、弊社管理下にて
24時間体制のサポートを行います。
本件について、ご不明点やご要望などあれば、
遠慮なくお申し出ください。
もし必要であれば、
改めて貴社へご説明に伺うことも可能です。
お役に立てれば幸いです。
● ホスピタリティが感じられるように