■相手を動かす Chapter5 その93
● 具体的な言葉を使う
・読む人に興味をもってもらえる
● 抽象的な言葉→イメージしにくい=興味をもちにくい
● 具体的な言葉→イメージしやすい=興味をもちやすい
抽象的な言葉と具体的な言葉には、このような特徴があります。
情報過多な時代の中で自社の商品・サービスを選んでもらうため
には、具体的な言葉で興味をもってもらう必要があります。
仮に、あなたが就職活動をする学生だとしたら、【A】の①と②の
どちらの文章に興味をもつでしょうか。
②は①を具体的な言葉に置き換えたものです。 興味を引かれる
のは②ではないでしょうか。①の「将来、社会で活躍したい学生」
や「支援します」は、言葉が抽象的すぎてピンときません。
言葉を具体的にするだけで、訴求力が格段にアップします。
【B】はいずれも具体的な言葉のほうが興味を引くはずです (数字
や固有名詞も積極的に使っています)。抽象的な言葉の場合、読む
人が「自分事としてとらえにくい」というデメリットがあります。
大企業が打つ広告には「聞こえのいい (抽象的な) 言葉」が多く
使われています。しかし、それが通用するのは、会社の認知度や商
品の浸透力が高く、広告の露出も大きい大企業だからです。そもそ
もの目的が「買わせる」ではなく、「企業のブランドイメージ向上」
というケースも少なくありません。
「聞こえのいい言葉」でなんとなく雰囲気を伝えるのではなく、読
む人が興味をもてるように具体的な言葉を使いましょう。
※ 読み手に自分事としてとらえてもらう
【A】
① 将来、社会で活躍したい学生を支援します。
② MATANA就職を目指す理系大学生に「内定獲得の秘訣」を
お教えします。
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抽象 → 具体
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将来、社会で
活躍したい学生 → MATANA 就職を目指す
理系大学生
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支援します → 「内定獲得の秘訣」を
お教えします
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● イメージしにくい ● イメージしやすい
=興味をもちにくい =興味をもちやすい
【B】
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抽象 → 具体
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★POINT
抽象的な言葉を具体的な言葉に変えるだけで
ターゲットに刺さりやすくなり
訴求力がアップします