■相手を動かす Chapter5 その95
● 媒体やツールに応じて書き方を変える
・より結果が出やすくなる
いったん文章を書き上げたら、あらゆる媒体で使い回せばOK
―と言いたいところですが・・・、 実際のところ、そううまくはい
きません。
なぜなら、媒体・ツールにはそれぞれ特性 (長短所)があるから
です。「セールス文章」を書くときには、使う媒体・ツールの特性
を見極めながら、文章を書き分ける必要があります。
POP (ポップ) の場合、たまたまその店を訪れたお客様が、そ
こに書かれている文章を読んだ瞬間に「あれ、おもしろい商品だな」
と興味をもつように、あるいは、「おっ、この商品が欲しい!」と
ひと目ぼれするように、工夫を凝らしておく必要があります。
ウェブ上のセールスページであれば、商品の詳細を丁寧に書いて、
見込み客の信頼を勝ち取る必要があります。
また、購入に対する抵抗感を取り除いて、「購入ボタン」をクリ
ックするところまで分かりやすく誘導しなければいけません。もち
ろん、ファーストビュー(※)で読む人の興味を引きつけて、最後まで
読ませ切る展開力も必要です。
※ ユーザーがアクセスした際に最初に目に入る部分のこと。
スクロールしないと表示されない部分はファーストビューには含まれない。
媒体やツールの特性をよく理解しておけば、ピントのズレた文章
を書くリスクが減り、より結果が出やすくなるはずです。文章の使
い回しには、くれぐれも注意しましょう。
※ 媒体やツールの特性を理解する
● 媒体とツールの特性の違い(一例)

● 店頭に置かれているPOP
訴求対象:個人
賞味期限: 瞬時
接触状況: 受動
● ウェブサイトのセールスページ
訴求対象:全国・法人・個人
賞味期限: 長期
接触状況: 能動
★POINT
媒体やツールの特性を理解することで
より結果が出やすくなります