兄弟愛
私と「コロ」ではなく(笑)
「イチ」と「コロ」は本当に仲が良く、お互いが確認出来ると尻尾がちぎれんばかりに振り回し全身で喜びを表現していました。

当時は・・・
家族の一員でもありましたが番犬の役割りを仰せ使うことが多かったワンコ達。
当然ながら我が家の「コロ」もお役目を全うするわけで。
突然の通達
記憶では小学校5年生のある日の午後。
いつものように「弟」と遊んでいると父から唐突に、
「コロ、余所(よそ)にやるから」
当時の第一感想は・・・え?何言ってるのこの人って感じです。
それも2,3日後に、とかだったと思います。
空気
無駄吠えは一緒に居てる時にはしなかった記憶があるし、人様に危害を加えたことは耳にしたことは無し。
ですが周囲の雰囲気が子供ながらに反対意見を述べることが出来ないと感じます。
そんな中、先方への引き渡し日と時間だけが決定します。
最後の抵抗
平日だったか日曜だったかは記憶していませんが自宅にいる時間帯でした。
当日はトイレに立てこもり別れを拒否しました。
顔を見れば絶対に泣いて引き渡すことが出来ないと思っていたし、それが出来る空気ではないと理解もしていました。
あとの話になりますが「コロ」は最後まで名残惜しそうにしていたとのことです。
今となっては共に家出などでもして抵抗しても良かったのではなかったのかと思ったりもしますが、彼は頭の良い子だったので先方さんでも可愛がって貰い天寿を全うしたと信じています。

ロス・・・
寂しくなった我が家には夏祭りでゲットした金魚は居ましたが、元々母が動物全般があまり得意ではなかったこともあり、当の私も鳥類は幼少の頃にインコかカナリヤに嘴で突かれて以来苦手で、昆虫や爬虫類はもっての外でした。慣れたワンコ以外は苦手だったといっても過言ではないです。
小学校の際ですが飼育委員には絶対になりたくなかったので率先して美化委員などに立候補していたくらいです(鶏、ウサギももちろん苦手)
ヘタレ?
夏休みなどで母方の実家に帰省していた折に祖父によく釣りに連れて行って貰いましたが、餌のゴカイを付けるのも最初は無理でした。釣れた時も針から外してもらっているほどです。
従軍経験のあるじいちゃんから見たら意気地のない男の子と映っていたんじゃないかなあ~。
ワンコ成分の補給
小学校高学年から中学3年間は上述の金魚のみでしたが、祖父宅の「イチ」や
友人宅のワンコ達と触れ合う機会はありましたし、周囲の環境も変化していた時期でしたので居なくても何ら問題なく日々を過ごしていました。
数年ぶりの
高校生になり生活環境も落ち着いたころ先述の友人宅のワンコ・・・女の子で名前は「チビ」さんが仔イヌをお産みになります。
年齢も経ていたことから最後の出産になるとのことで、友人から「久しぶりにワンコ生活しない?」とのお声がかかります。
あれから数年経過しており、家族ぐるみでお付き合いがあったこともあり全員了承。

昭和62年です!
乳離れが済み、晴れて我が家へ「天使」が舞い降ります。
コロコロとした愛くるしいお母さんに似た優しいお顔の男の子。
名づけは確か妹だったと記憶しています。
かなり男前に。片仮名表記のみです。
「同情するなら金をくれ!」で平成初期、一世風靡した”あのドラマ”に出てくる”ワンコ"さんより先に世に出しておりました(笑)
名前の由来は妹もすっかり忘れているみたいですが思い出させることが出来たら当ブログ掲載中に書きますね♪
次回は・・・
名づけも済み、トイレもちゃんと教えて。
我が家にも久しぶりにワンコライフが復活します。
「リュウ」の一挙手一投足を眺めていると家族全員の顔が綻んで・・・
再び急展開します。